金居 督之さん 写真
Research NEWS

脳卒中患者の座位行動を3タイプに分類 ―入院中の変化の違いを明らかに―

融合研究域融合科学系、准教授
金居 督之KANAI, Masashi

 —-

 金沢大学融合研究域融合科学系の金居督之准教授らおよび脳卒中身体活動量多施設研究チーム(J-SPURT)は、回復期リハビリテーション病院に入院中の脳卒中患者を対象に、座位行動のパターンを3つのタイプに分類し、座位行動に関連する各指標の変化がタイプごとに異なることを明らかにしました。

 脳卒中後は、運動機能や移動能力の低下により、座ったり横になったりして過ごす時間が長くなりやすいことが知られています。一方、同じ脳卒中患者であっても、1 日の過ごし方や座位行動のパターンは一様ではありません。

 本研究では、国内14施設の回復期リハビリテーション病院に入院した脳卒中患者420人を対象に、座位行動に関連する複数の指標を用いて解析を行いました。その結果、患者は「座位時間が短い群」「座位時間が中程度の群」「座位時間が多い群」の3つに分類され、1 か月後における座位行動のパターンの変化は、群ごとに異なることを明らかにしました。

 これらの知見は、脳卒中患者の座位行動パターンを踏まえ、一律ではない支援の必要性を示すとともに、座位行動を減らすための支援や介入の方向性を検討するうえでの手がかりとなることが期待されます。

 本研究成果は,2026年4月21日に国際学術誌『Journal of Neurologic Physical Therapy』のオンライン版に掲載されました。

図1.脳卒中患者の座位行動パターンの分類と1 か月後の変化

脳卒中患者420人を、座位行動に関する5つの指標をもとに3群に分類した。各群は入院時の座位行動パターンが異なるだけでなく、1か月後の変化の仕方にも違いがみられた。Kanai M. et al., J Neurol Phys Ther, 2026, DOI: 10.1097/NPT.0000000000000559)を基に作成(CC-BY-NC-ND 4.0)。

 

プレスリリースはこちら

ジャーナル名:Journal of Neurologic Physical Therapy

関連情報

金沢大学 融合学域  スマート創成科学類

FacebookPAGE TOP