金沢大学疾患モデル総合研究センター研究基盤支援施設の西内巧准教授が参画した、理化学研究所(理研)や九州大学の研究者を中心とする共同研究グループは、高温発酵飼料由来の好熱菌のカルディファーメンティバシラス・ヒサシイ(C. hisashii )が、家畜モデルの子牛の下痢を改善する仕組みの一端について、統合マルチオミクス解析によって明らかにしました。
本学の西内巧准教授は、C. hisashii の培養上清を用いたプロテオーム解析により、ゲノム解析で予測された酪酸産生経路およびAIB(2-アミノイソ酪酸)含有ペプチドの生合成経路に関連するタンパク質を検出し、これらの経路が機能する可能性をタンパク質レベルで示しました。薬剤耐性(AMR)菌のまん延を防ぐために、抗生物質に頼らない畜産経営が世界的に求められている中で、本研究の成果は、貴重なアプローチの一つであることが示唆されています。
本研究成果は、2026年8月5日に科学雑誌『Microbiome』オンライン版に掲載されました。

図:本研究の概要
ジャーナル名:Microbiome
研究者情報:西内 巧
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