オフィスで働く3万人以上を対象にした調査を実施「オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会」調査結果~金沢大学,コマニー,LIXILの産学共同研究会で,あるべきオフィストイレを追求~

金沢大学は,株式会社LIXIL(本社:東京都千代田区,社長:大坪一彦,以下LIXIL)およびコマニー株式会社(本社:石川県小松市,社長:塚本健太,以下コマニー)と共同で発足した「オフィストイレのオールジェンダー利用に関する研究会」(座長:岩本健良 金沢大学人間社会研究域人間科学系准教授,以下本研究会)にて,オフィストイレにおける利用実態や利用意向について調査を実施しました。

本研究会では,「トイレ利用は,人間の尊厳にも関わる人権の一つである」という認識の下,研究会メンバー3者の知見を掛け合わせることで,「オールジェンダーに対してあるべきオフィストイレ」を追求し,全ての人々のトイレ利用に関する人権が尊重される社会環境実現の一助となることを目指し活動をしてきました。

今回の調査では,性自認(※1)に関わらず,オフィスで働く全ての人が「安心して快適に利用できるオフィストイレ環境」を明らかにすることを目的に,オフィスで働く18歳から59歳までの3万人以上を対象としたWEB調査を実施しました。トランスジェンダー(※2)の割合や就業状況,オフィスにおけるトイレ利用の実態,およびシスジェンダー(※3)のトランスジェンダーに対する意識などについて調査したほか,インタビュー調査も実施しました。

調査の結果から,全ての人々が自分の利用したいトイレを利用する権利が尊重される社会環境の実現には,設備などハード面の整備だけでなく,研修等の教育により偏見をなくし,オフィスで働く全ての人が正しい知識とダイバーシティ&インクルージョンの視点を持つことも大切であることが改めて分かりました。

 


【用語解説】
※1 性自認
「自分の性別をどう認識しているか」という概念。

※2 トランスジェンダー
出生時に付けられた性別(出生時に判断された性別。日本においては戸籍や住民票に記載され,男性または女性の二者択一)と性自認が一致しない人の総称。

※3 シスジェンダー
出生時に付けられた性別と性自認が一致し,それに従って生きる人。

 


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研究者情報:岩本 健良

 

 

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