1月22日,長野県木島平村の若者センターで,本学人間社会研究域人間科学系の神谷浩夫教授を研究代表とする研究グループが,ワークショップ「高齢化する日本と外国人ケア人材」を開催し,長野県の自治体職員や研究者,本学学生に加え,インドネシア,フィリピン,ベトナム,ドイツから招へいした海外研究者らが参加しました。
これは,国際連携の一つとして始まった経済連携協定(EPA)による海外からの介護・看護人材の受け入れが,在留資格や技能実習制度の拡充によって看護・介護労働の不足を解消する手段としてどの程度効果があるのか,ということを明らかにする研究の一環として開催されたものです。
ワークショップ開催日の前後には,木島平村でも標高が最も高い糠千集落にある高齢者の自宅への訪問や,村内の高齢者施設の見学が行われたほか,EPAによる看護師・介護福祉士を数多く受け入れている富士見高原病院を見学し,国家試験受験のために研修しながら学んでいるインドネシア人候補者と意見交換も行いました。