金沢大学は4月1日から,文部科学省と共同企画展示として,文部科学省ミュージアム「情報ひろば」において,「身近な食品由来のカロテノイドによる脂肪肝炎の進展阻止」をテーマに研究成果の展示を行っています。
この企画展示では,食生活の欧米化により急激に増加しているといわれる「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」の予防・改善に,日本人にとって身近な食品の成分であるアスタキサンチン(サケ,エビ,カニなどの赤色魚介類)やβ-クリプトキサンチン(ウンシュウミカン)が有効であるという研究成果を紹介し,メタボリックシンドロームが原因の脂肪肝について理解を促します。また,医学,農業,企業が連携した研究が,日本の農業などの活性化につながる可能性を発信します。
この研究は,「医薬保健研究域附属脳・肝インターフェースメディシン研究センター」の太田嗣人准教授により行われています。
期間:4月1日(火)~7月末日(予定)
場 所:文部科学省「情報ひろば」企画展示室
(東京都千代田区霞が関3-2-2 旧文部省庁舎3 階)