未利用バイオマスからの物質生産につながる重要な手がかりを発見!

掲載日:2014-6-9
研究

理工研究域数物科学系の安藤敏夫教授,内橋貴之准教授らの研究グループは,東京大学の五十嵐圭日子(きよひこ)准教授,鮫島正浩教授,新潟大学の渡邉剛志教授および鈴木一史准教授らのグループと共同で,高速原子間力顕微鏡(HS-AFM)を用いて,世界で初めてキチンを分解する酵素(キチナーゼ)分子を可視化することに成功しました。

キチンは,地球上でセルロースに次いで豊富に存在するバイオマスであると考えられています。特にさまざまな海洋生物がキチンを作ることが知られており,今回の発見は海洋国である我が国がキチン系バイオマスを利用していく上で,重要な発見であると考えられます。

この研究成果は,英科学誌『Nature Communications』オンライン版に6月5日付(日本時間)で掲載されました。

2種類のキチナーゼAとBは反対方向に高速で滑りながら キチン結晶を分解する

2種類のキチナーゼAとBは反対方向に高速で滑りながら
キチン結晶を分解する

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