安静状態の脳活動パターンが自閉症スペクトラム傾向に関与していることを発見

掲載日:2014-6-20
研究

本学子どものこころの発達研究センターの棟居俊夫特任教授らが参加する研究グループは,MRIを用いて,安静状態での脳活動を自閉症スペクトラム障害をもつ青年期男性について探求し,健康な青年期群(定型発達群)と比べて,DMNの脳領域間(内側前頭前野と後部帯状回など)の機能的連結が弱いことを明らかにしました。

安静状態で脳活動を調べられるこの簡便な手法が,幼少児の年齢層にも普及し早期発見・早期治療となる手がかりを得ることや,治療的アプローチの効果判定に応用できることが期待されます。

この研究成果は,電子版科学雑誌『Molecular Autism』に6月11日付(日本時間)で掲載されました。

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