カメルーン人と日本人における皮膚細菌叢の差異を解明

金沢大学医薬保健研究域附属AIホスピタル・マクロシグナルダイナミクス研究開発センターの大貝和裕准教授,医薬保健研究域薬学系の倉石貴透准教授,新学術創成研究機構の岡本成史教授と,カメルーン・ヤウンデ第一大学・バイオテクノロジーセンター,米国・ハワイ大学マノア校との国際共同研究グループは,日本人とカメルーン人の皮膚細菌叢の構成の異同について詳細な調査を行い,二つの民族間で皮膚細菌叢の構成が非常に異なることを明らかにしました。

皮膚細菌叢の構成は人種によって多少異なることが考えられていますが,地理的にも民族的にもかなり異なるアフリカ系民族の皮膚細菌叢の構成がアジア系民族のそれとどの程度異なるのかを比較検討した研究はありません。

皮膚常在細菌叢は,皮膚の生理機能や病態生理に重大な影響を及ぼします。今回の結果は,皮膚細菌叢の人種的および地理的な違いを明らかにするとともに,感染症を含む皮膚疾患への感受性が両民族間で異なる可能性を示唆するものです。

本研究成果は,2022年1月25日に国際学術誌『Scientific Reports』のオンライン版に掲載されました。

 

図1. 

部位ごとに皮膚細菌叢を解析することによって,カメルーン人と日本人の皮膚細菌叢の差異が明らかになった。

 

 

図2. 

β多様性解析によって,カメルーン人と日本人がそれぞれ独自のクラスターを形成する様子が示された。

 

 

 

 

 

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Scientific Reports

研究者情報:大貝 和裕

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