11月21日,金沢歌劇座にて,本年度に本学人間社会研究域に設置された先端観光科学研究センターのキックオフシンポジウムを開催しました。コロナ禍ということもあり,開催方法は会場とオンラインのハイブリット形式で行い,会場には30名,オンラインでは81名,計111名が参加しました。
シンポジウムに先立つキックオフセレモニーは,本学の山崎光悦学長からの開会あいさつに始まり,山野之義金沢市長,石川県観光戦略推進部の竹内政則部長,日本政府観光局の蔵持京治理事,北陸経済連合会の米沢寛観光委員会委員長のあいさつの後,先端観光科学研究センターの佐無田光センター長が研究内容を説明しました。
続くシンポジウムでは,カリフォルニア大学デービス校のマイケル・D・フォスター教授による「ローカルとグローバルの視点からの観光と遺産」(オンライン)と東京都立大学の清水哲夫教授による「観光と交通データサイエンス」という2つの基調講演,さらにセンター教員による共感研究部門・移動研究部門・共有研究部門の研究紹介を行いました。
基調講演と研究紹介に続いて,フリーアナウンサーの桑原りささんの進行によるパネルディスカッションが開かれました。株式会社Kabuk Styleの大瀬良亮代表取締役,日本政府観光局の蔵持理事,東京都立大学の清水教授,先端観光科学研究センター長の佐無田教授が,当センターへの期待を込め,持続可能な地域に向けた観光の役割,観光科学による観光産業への貢献などについて意見を交わしました。