4月24日,公開講座「歩いて学ぼう!岩石学シリーズ① 金沢駅編」を開講。本講座は午前の部・午後の部と2回実施し,金沢駅前エリアを中心に2時間のフィールドワークを行いました。
理工研究域地球社会基盤学系の森下知晃教授は,金沢駅前エリアを回りながら,各所の建造物や壁に使用されている石材に着目。専門家がどのような視点で岩石を見ているのかを伝えた上で,その岩石の形成環境や成り立ちについて,受講者と一緒になって考えました。森下教授は,「岩石の成り立ちは,専門家にも真実は分からない。岩石の特長を観察し,どのように出来たかを想像することが,真実を読み解くきっかけになる」と語りました。
受講生からは「石を見る目が変わった」「何気ない場所にいろんな石が使われていることに驚いた」などの感想があり,岩石学の視点で街中を回りながら,岩石が身近なものであることや,岩石にはそれぞれストーリーが潜んでいることを理解する,充実した時間となったようでした。
講師:理工研究域地球社会基盤学系 教授 森下 知晃