ブックトークイベント「出版という仕事:出版社社長が語る本づくりの楽しさ」を開催

掲載日:2019-11-18
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10月30日,金沢大学附属図書館中央図書館は「図書館ブックトーク『出版という仕事:出版社社長が語る本づくりの楽しさ』」を開催しました。本イベントは,出版業界を志望する学生の就職活動支援および利用者の読書に対する意欲や知的好奇心の喚起を目的としたもので,5つの出版社の社長や元社長を講師に迎え,2部構成で行われました。

はじめに岩見雅史附属図書館長が,自身の読書体験を交えながら各社の特徴を紹介した開会あいさつを述べ,第1部のリレー講演会では,柏書房の富澤凡子代表取締役社長を司会に,原書房の成瀬雅人代表取締役社長,東京創元社の長谷川晋一前代表取締役社長,平凡社の下中美都代表取締役社長,筑摩書房の菊池明郎元代表取締役社長・現顧問が,出版業界の現況や各社の特色,編集や営業の仕事内容とその醍醐味,電子書籍の動向など,出版という仕事についてさまざまな切り口で紹介しました。参加者は普段聞くことのできない業界の話に耳を傾けました。

続いて,第2部の「学生×出版社フリートーク」は,第1部の内容を受け,出版業界を志望する学生らから盛んに質問が出され,講師陣からもより踏み込んだコメントが返されるなど,活発にトークが交わされました。さらに,第2部終了後の出版社ごとの個別相談会でも,より具体的な内容の話が行われました。

本イベントには60名の参加があり,参加者からは「どの講師の方も本当に本が好きでお仕事をされているということが伝わってきた」「改めて出版業界に興味と熱意を持てた」などの感想が多く寄せられ,有意義な催しとなりました。

また,中央図書館では,関連イベントとして企画展示「本ができるまで」を10月17日から11月12日まで開催し,来館者がパネルの説明を読む姿が見られました。

  • 企画展示「本ができるまで」
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