フィールドワークで九折地区棚田の有効活用アイデアを考える!

8月23日,金沢大学は北陸農政局との共創事業「ボーっと食べてんじゃねーよ!」の一環として,石川県津幡町九折(つづらおり)地区での農業体験プログラムを実施し,学生3名が参加しました。

本共創事業は,今年5月から開始しているもので,広く学生が農業や地域の現状を学び,関心を持つ機会を提供することにより,従来の考え方に捉われない斬新な発想で農業や食品産業が抱える課題の解決策を考え,社会実装を目指すことを目的としています。この事業のうち農業体験プログラムは,実際の現場を体験し,新たなアイデアのためのイメージを膨らませるもので,8月から10月にかけて,同地区のほかに県内6カ所で実施し,約30名の学生が参加する予定です。

今回実施した体験プログラムの舞台である富山県との県境付近にある九折地区には,日本の棚田百選に選定された棚田群が広がっていますが,現在はその多くが耕作放棄地となっており,継続的な保全が難しくなってきています。

プログラム当日,学生らは,地元で復田や農地保全の事業に取り組むJAアグリサポートかほくの池野翔吾氏のガイドの下,棚田とその周辺の現地調査を実施。棚田が源平合戦の古戦場や倶利伽羅不動尊などの歴史的景勝地に近い好立地であることから,観光資源としての可能性を持つこと,また,この立地条件を生かして現在は棚田の一部を乾田からソバ栽培にシフトし,ソバの開花時期の棚田風景を新たな観光スポットにする取り組みが行われていることなどについて,現地で実際に見聞きし学び,理解を深めました。調査後には,池野氏と棚田の有効活用について意見を交換。棚田の観光地化に向けてどのような企画・イベントがあるか,アイデアを出し合いました。

学生らが各プログラムでの体験を踏まえ,11月には課題解決のためのビジネスアイデアを提案する「アイディアソン」を実施します。

  • 展望台から見る棚田群
  • 最新農機を使用した棚田(のり面)の草刈り作業
  • 倶利伽羅不動尊の住職による倶利伽羅地区と本尊との縁起についての説明
  • 池野氏(左)と棚田の有効活用について意見交換
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