人文学類シンポジウム 「『古典』は誰のものか」を開催

掲載日:2012-12-17
ニュース

人間社会学域人文学類は12月15日,今年「古典の日」が制定され,また本学大学院人間社会環境研究科で学際総合型 プログラム「比較文学」を開始したことを機に,シンポジウム「 『古典』は誰のものか-比較文学の視点から-」を金沢大学サテライト・プラザで開催しました。
基調講演では,東北大学の坂巻康司准教授が「詩人が『古典』になるとき-マラルメの場合-」と題してフランスの詩人を例に挙げ,西洋と日本の受容での違いを指摘して「読者が自ら作品を読み,魅力を見出し,それが読み継がれるときに古典になる」と話しました。
続いて,本学人間社会研究域歴史言語文化学系の一戸渉准教授(日本文学),上田望教授(中国文学),佐藤文彦准教授(ドイツ文学)がそれぞれ発表しました。また,基調講演者・個別発表者らが来場者の質問に答えながら議論を交わしました。

FacebookPAGE TOP