公開講座「金沢大学の先端研究 ちきゅう&宇宙編 ~月より遠いマントルから,宇宙の果てまで~」を開講

掲載日:2017-11-16
ニュース

11月12日,サテライト・プラザにて,公開講座「金沢大学の先端研究 ちきゅう&宇宙編 ~月より遠いマントルから,宇宙の果てまで~」を開講しました。

はじめに,理工研究域自然システム学系の森下知晃教授が「みんなに話したくなる宇宙よりも遠い地球の足元の話」と題して講演。地震発生のメカニズムや東日本大震災と津波について説明した後,地震波の伝わり方から分かる地球の地殻・マントル・核などの層構造や海洋プレートの一生などについて解説するとともに,本学が関わる地球深部探査船「ちきゅう」プロジェクトについて紹介しました。

次に,理工研究域数物科学系の米德大輔教授が「宇宙最大の爆発 ガンマ線バースト」と題して講演。重力波やガンマ線バーストと星の進化について説明した後,人工衛星によるX線やガンマ線の観測や本学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)が共同開発した小型ソーラー電力セイル実証機「イカロス」を搭載したガンマ線バースト検出器について解説しました。さらに,金沢大学衛星(Kanazawa-SAT)プロジェクトについての紹介もありました。

講演後の質疑応答では専門的な質問が出るなど,受講者は本学の最先端研究に高い関心を持った様子でした。

  • 講演する森下教授
  • 講演する米德教授
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