教育学部附属特別支援学校では12月26日,特別支援教育小委員会主催による講演会が初めて開催され,教育学部及び附属学校等から50名以上が参加しました。これは,教育現場において特別支援教育の必要性・重要性がいわれている現状を受け,学校種を問わず,教員が意識を高めるきっかけづくりを目的に企画・実施されたものです。
講師の香川大学 坂井聡准教授から「発達障害のある人を支援する視点~少し気になる児童生徒はいませんか?~」をテーマに,特別支援教育について,教育の現場では当たり前に考えていかなければならないものであると講演がありました。具体的な事例や,障害のある子どもたちが普段感じている辛さを体験できるゲームもあり,初めて「発達障害」について聴く参加者にとっても理解しやすい内容でした。
講演後の意見交換会では「障害を認知していない親への対応」等について,活発に意見が交わされました。 また,実施後のアンケートにも,「とてもわかりやすい内容だった」「もっと研修の機会があるとよい」等の意見があり,今回の催しは大変有意義なものとなりました。