2月27日,金沢大学バイオマス・グリーンイノベーションセンター(BGIC)において,TeSH(※)がスタートアップ・エコシステム形成支援のキックオフイベントを開催しました。本イベントは,国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の「スタートアップ・エコシステム形成支援(START)」事業の採択を受け,北陸から世界へ羽ばたく起業家やアントレプレナーシップを持つ人材の育成およびエコシステムの構築を目的としたものです。当日は,学内外から多くの関係者が集まり,北陸のポテンシャルを世界に繋ぐためのビジョンを共有しました。
はじめに,主催者を代表して本学の和田隆志学長があいさつし,続いて来賓の文部科学省科学技術・学術政策局産業連携推進室の溝田岳室長より祝辞をいただきました。その後,事業代表である本学の中村慎一理事および北陸先端科学技術大学院大学(以下,JAIST)の永井由佳里理事から,本事業の概要と北陸全域を巻き込んだ展開について説明が行われました 。
基調講演では,Founders Nation株式会社代表取締役CEOの名倉勝氏が「地域×グローバルの両立 ー北陸の強みを『世界市場の問い』に変換する」と題して登壇しました。名倉氏は,北陸の産業・研究シーズを世界の課題に接続する方法や,ディープテックにおける勝ち筋,地方から世界へ出るためのネットワーク設計の重要性について,具体的なポイントをあげながら語りました。続くショートセッションでは,名倉氏に加え,同社代表取締役社長の藤本あゆみ氏も登壇し,地域からグローバルを目指すための実践的な視座について議論を深めました。
後半のパネルディスカッションでは,パネリストとして,文部科学省の金澤奈央氏,小樽商科大学の藤見佳奈枝特任准教授,株式会社ガイアックスの吉川佳佑氏,100株式会社の下川俊成氏の4名が登壇し,本学先端科学・社会共創推進機構の佐々木淑貴特任准教授とJAISTの中田泰子准教授がモデレーターを務めました 。「北陸から世界へ 『TeSH アントレプレナーシップ教育の描く未来』」をテーマに,産学官それぞれの立場から熱い議論が交わされました。
最後に,JAISTの寺野稔学長による閉会挨拶で締めくくられ,その後の交流会では参加者同士の活発な情報交換が行われました。
これからも,TeSHを通じて,北陸の11大学・3高等専門学校・1民間企業が結束し,地域一丸となって世界をより良くしようとする「志」を持った人材の輩出と,イノベーションの創出を加速させてまいります。
※TeSH(Tech Startup HOKURIKU)
TeSHは,金沢大学および北陸先端科学技術大学院大学を主幹機関とし,北陸3県の大学・高等専門学校が広域で連携してスタートアップ・エコシステムの形成支援に取り組むプラットフォームです。11大学と3高等専門学校が参画し、北陸地域におけるアントレプレナーシップ教育の推進に取り組んでいます。
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開会のあいさつ -
ショートセッション -
パネルディスカッション -
交流会