3月2日,金沢大学附属特別支援学校中学部の生徒らが制作した「ごみの不法投棄禁止看板」のお披露目式が手取公園右岸園地にて実施されました。
金沢大学附属特別支援学校中学部では,2021年度より継続して手取川の清掃活動に取り組んでいます。活動を重ねる中で,河川敷には多くの生活ごみが捨てられている現状が明らかになりました。生徒たちはその状況に心を痛め,「ごみをポイ捨てする人は,その行為が私たちの環境にどのような影響を及ぼしているのかを知らないのではないか」という問いを立て,環境問題を自分たちの課題として真剣に考えるようになりました。
これまでに,生徒たちは学びの成果を社会へ発信する取り組みの第一弾として,日本海洋教育学会での研究発表や,地域住民の皆さまを対象としたリサイクル工作教室の開催などを行ってきました。学習活動を校内にとどまらず,地域社会へ広げてきたことが本校の大きな特色です。
今回,その取り組みの第二弾として,生徒自らが制作した「ごみの不法投棄禁止看板」を,国土交通省北陸整備局の協力のもと,手取川河川敷の上流・中流・下流の3カ所に設置しました。看板には,「川と海はつながっており,川を汚す(ポイ捨てをする)ことは,海の生き物がすめなくなることにつながる」というメッセージが込められています。
特別支援学校の生徒が主体的に課題を見いだし,解決策を考え,さらに行政機関と連携しながら社会に働きかける活動は,全国的にも貴重な取り組みです。本活動は,環境保全に向けた行政との連携の好事例であるとともに,生徒一人ひとりが社会の一員として役割を果たしていることを実感する貴重な学習機会となっています。
今後も本校では,地域社会と連携しながら,持続可能な社会の実現に向けた学びを大切にしていきます。
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生徒自らが制作した看板を披露する -
生徒によるあいさつ -
生徒と関係者による集合写真