TeSHイベントをCIC Tokyoにて実施 北陸のアカデミア発スタートアップ創出に向けて首都圏に発信

掲載日:2025-12-19
ニュース SDGs
  • 9. 産業と技術革新の基盤を作ろう
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう

 11月27日, “Tech Startup HOKURIKU”(以下,TeSH)は,東京・虎ノ門ヒルズ内のCIC Tokyoにて,「北陸のアカデミア発グローバルスタートアップ創出に向けて ~ライフサイエンス編②~」と題したイベントを実施しました。会場とオンラインを併用したハイブリッド形式で行われ,約80名が参加しました。

 TeSHとは,金沢大学と北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)が主幹機関となって運営する,北陸地域の13大学・3高専の研究成果を基にしたスタートアップの創出を目指すプラットフォームです。

 開会にあたり,本学先端科学・社会共創推進機構の佐々木淑貴特任准教授が登壇し,TeSHの概要の説明と,TeSH GAPファンドプログラムに採択された有望なシーズの紹介を行いました。

 その後,TeSH GAPファンドプログラムの支援を受けている研究者2名が,それぞれの研究シーズについてプレゼンテーションを行いました。本学ナノ生命科学研究所の華山力成教授は「高品質エクソソーム製剤の大量製造・品質管理技術の確立」について,富山大学の山本誠士准教授は「小児慢性特定疾病「嚢胞性リンパ管腫」の治療抗体開発を推進する創薬スタートアップの設立」について紹介しました。

 続いて,研究者に加え,スタートアップ支援者や投資家が参加したパネルディスカッションを行いました。CIC Instituteディレクターの加々美綾乃氏がモデレーターを務め,CIC Instituteディレクターでスタートアップエコシステム協会の副代表理事でもある名倉勝氏,株式会社慶應イノベーション・イニシアティブの鈴木利洋氏がパネリストとして参加しました。

 ディスカッションでは,「ライフサイエンス・スタートアップの国際展開戦略」をテーマに,グローバル市場での可能性,現在直面している課題,地域への貢献などについて意見交換を行いました。

 イベント後のネットワーキングでは,研究者と参加者の間で名刺交換が活発に行われ,次の連携に向けた動きがすでに始まりつつあることが感じられました。

 TeSHは,今後も北陸発のディープテック領域のスタートアップ創出を推進します。

※TeSHのwebサイトでの実施報告はこちら

  • 研究シーズを発表する華山教授
  • パネルディスカッション
  • 登壇者の集合写真
  • Demo Tableにて研究内容の紹介
FacebookPAGE TOP