大規模な創エネルギーの取り組みとして,令和6年4月から運用している角間キャンパス北地区ソーラーパークの一部に設けている実証実験スペースにおいて,鉛安定化技術を有するタンデム型ペロブスカイト太陽電池を用いたフィールド試験を開始しました。
本件は,東芝エネルギーシステムズ(株)が代表事業者,長州産業(株)と電気通信大学および本学が共同実施者として,環境省の「地域共創・セクター横断型カーボンニュートラル技術開発・実証事業(タンデム型ペロブスカイト太陽電池向け鉛安定化技術の開発・実証)」に採択され,委託事業の一環としてフィールド試験を行うものです。
本フィールド試験を通じて,タンデム型ペロブスカイト太陽電池の実用化に向けた取り組みを加速し,カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。
〇フィールド試験の概要
試験内容 :鉛安定化技術を施したタンデム型ペロブスカイト太陽電池をモジュールに搭載し,実環境を模した屋外での試験を実施する。
試験期間 :2025年8月8日~2026年12月(予定)
設置場所 :本学角間キャンパス北地区ソーラーパーク内
〇関連記事
・角間キャンパス北地区ソーラーパークの運用を開始しました
・金沢大学が国立大学など施設におけるカーボンニュートラルの実現に向けた「ZEB化先導モデル法人」に認定
-
モジュールに搭載したタンデム型ペロブスカイト太陽電池