11月1日,2日の2日間にわたり,本学宝町・鶴間キャンパス宝町地区において医学展2025を開催しました。
「医学展」は,本学医薬保健学域の学生らが主体となり,市民の皆さまに医学の世界を身近に感じてもらうための催しです。
本物の手術器具に触れることができる「お医者さん体験ブース」,薬の疑問を楽しく学ぶ「薬学ブース」,病院見学ツアーやドクターカー・救急車の見学ができる「病院・救急車見学ブース」など,さまざまな体験型ブースが設けられ,楽しそうに参加する来場者の姿が見られました。
今年度は,新企画として「心筋シートブース」「アピアランスケアブース」「能登応援ブース」さらにスタンプラリーの景品として地元企業から提供されたお菓子・和菓子の配布を行いました。
この他,模擬店による飲食物の提供や,十全講堂ステージでのイベント,さらにはips細胞による「心筋シート」研究の第一人者で,心臓血管外科医として再生医療分野で活躍されている澤芳樹先生(大阪けいさつ病院長)の講演会など,いずれも趣向を凝らした企画が行われました。
また,令和6年能登半島地震で大きな被害を受けた能登地域の皆さまに,少しでも笑顔になってほしいという一心で, 昨年度に引き続き,各開催地の方々の協力を得て,医学展の能登地域への出張開催も行いました。8月30日に珠洲市で「医学展in珠洲」,9月13日に七尾市で「医学展in七尾」と題して,本物の聴診器で心臓の音を聴ける聴診体験や,実際に医学生が使っている練習器具を用いた診察体験といった“いのち”と“医療”を身近に感じられるイベントと,医学生に勉強の相談ができる受験生応援ブースなどを催しました。被災地が少しずつ立ち上がり, 力強く歩み始めることを願って運営にあたった学生らは,被災地の復興に対する皆さまの熱意や地域の温かさに触れることができました。
全ての日程合わせて子どもから高齢の方まで5000名以上の来場者が訪れ,会場には終始笑顔があふれていました。
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