金沢大学がん進展制御研究所とナノ生命科学研究所は,8月4日~6日に高校生を対象に「第4回 がん研究早期体験プログラム(がん研EEP2025)」を実施しました。本プログラムは,将来の研究者育成を目的に,最先端のがん研究を紹介するセミナーや実験体験を通して,リアルな研究の現場に触れる機会を提供しています。
今年度は北陸地域を中心に79名の応募があり,4日の『授業編』には34名,5・6日の『研究体験編』には42名の高校生が参加しました。
『授業編』では,「サイエンティストのキャリアデザイン~先生はどうして研究者になったんですか?~」をテーマに,4名の講師がそれぞれのキャリアや研究内容について講演しました。続くパネルディスカッションでは,高校生からの質問に講師が個性豊かに回答し,会場は笑いや驚きに包まれました。休憩時間には,講師を囲んでお菓子を楽しみながら交流する姿も見られ,進路のヒントを得る有意義な時間となりました。
『研究体験編』では,高校生が少人数に分かれて各研究室で実験に取り組み,最先端の研究を体験しました。昼食は,今年完成した未来知実証センターの開放的なオープンフロアでとり,参加者同士の交流も深まりました。
また,能登半島地震の復興支援の一環として,能登地域在住の高校生には交通支援を,全参加者には能登産のお菓子を提供しました。
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『授業編』セミナー
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『研究体験編』実験の説明
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『研究体験編』実験体験
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未来知実証センターでのランチタイム