学生提案により,超分子重合の先駆者 相田卓三氏による講演会を実施

掲載日:2023-12-15
ニュース

 1214日,ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラムは,Student-Selected Seminar」を実施し,東京大学卓越教授/理化学研究所創発物性科学研究センター副センター長の相田卓三氏が講演し,大学院学生,学士課程学生および教職員,約70名が参加しました。
 「Student-Selected Seminar」は,本プログラム履修者の企画提案により開催する,第一線級の講師による講演会です。本学の指導の下,プログラム履修者が,講師へのファーストコンタクトから当日の司会進行まで,提案・企画・検討・運営を行っています。今回は,超分子重合の概念を世界に先駆けて提唱し発展させた超分子重合のパイオニアである相田氏にご講演をお願いしました。
 相田氏は,「研究活動を通じて得るものーConnecting Dots」と題して,最新の研究成果や,研究者として大切な考え方を講演されました。特に,「予定どおりに行かない研究がinnovationにつながる」という言葉によって語られた,想定外の結果に落ち込むのではなく,予定どおりに進まないことこそが新たなチャンスにつながるという考え方は,参加した多くの学生の心に響いたようです。参加した学生からは,「順調にいかない時こそワクワクしながら研究を進めていきたい」「失敗を恐れず挑戦することの大切さを学んだ」などの声が寄せられました。
 また,講演後の交流会では,参加者が相田氏に質問したり,学生同士が意見交換をすることを通じて,有意義な時間を過ごしました。

 金沢大学ナノ精密医学・理工学卓越大学院プログラム

  • 講演する相田氏
  • 講演会の様子
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