「文化遺産としての壁画の保存修復と活用に関する講演会」を開催

掲載日:2010-8-6
ニュース

8月2日,フレスコ壁画研究センターは,文化庁文化財部伝統文化課文化財国際協力室室長補佐 田中健太郎氏を講師として招へいし,「文化遺産としての壁画の保存修復と活用に関する講演会」を開催しました。
本センターは「南イタリア中世壁画群調査研究プロジェクト」を今年5月に設立,日伊両国は平成19年3月に文化遺産の修復及び保存の分野で協力することを合意しており,平成20年度から専門家チームを派遣するなどの事業を展開しています。
講師の田中氏は,本学が統括するイタリアフィレンツェのサンタ・クローチェ教会の壁画修復プロジェクトが開始された当時の研究国際部国際課長としてプロジェクトの推進に大きく貢献していたこともあり,アットホームな雰囲気の中で行われました。
講演は,文化庁がイタリア文化財・文化活動省と進めている「壁画の保存修復と活用の調和に関する協力」や「文化的景観及び歴史的街区の保護に関する協力」等の実施状況が紹介され,最後に参加者から質疑応答や意見交換,本センターと文化庁が新たに連携事業する効果的なプロジェクト遂行の提案があり,有意義な講演会となりました。

詳しくはこちら

FacebookPAGE TOP