公開講座「40-50代からのカラダのお手入れ-身体の変化に気づいていますか?-」を実施

掲載日:2022-12-12
ニュース

12月3日,サテライト・プラザにて公開講座「40-50代からのカラダのお手入れ-身体の変化に気づいていますか?-」を実施し,25名が受講しました。

受講生が塩分の味覚テストを実践した後,講師の附属病院リハビリテーション部の出口清喜理学療法士は,味覚の老化に言及しました。また,血圧で血管の柔軟性を測る機器を使い,各受講生の血管年齢を測定しながら,徐々に味付けが濃くなり高血圧で血管が損傷することを説明し,糖尿病を合併すると血管がますます硬くなりやすく,重度の心疾患や脳血管疾患になりやすくなると解説しました。日本人は軽度の肥満でも糖尿病を発症しやすい傾向があることにも触れ,日常生活の中で定期的に運動することや毎日の食事に気を遣うことの重要性を説き,未病のうちに自分で生活を見直すことが老化を遅らせることにつながると話しました。

その後,受講生らは講師の指導の下,日常生活での運動の導入方法について説明を受けながら,ストレス解消と肩こり予防に効果的な運動を実践しました。 

受講生からは「特別な器具も必要ないので,教えてもらった運動を続けてみようと思う」「今日から食事,睡眠,運動を意識して健康に努めようと思った」といった前向きな声が寄せられ,中年代からの身体的な変化を受け止めるとともに,自分に合った対策を考える良い機会となりました。


講師 : 附属病院リハビリテーション部 理学療法士 出口 清喜

金沢大学公開講座・ミニ講演

  • 講義の様子
  • 機器で血管の柔軟性を測定する受講生
  • 講義する出口理学療法士
  • ストレス解消と肩こり予防に効果的な運動を実践
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