北陸4大学連携まちなかセミナー「集う -地域と人を育む『建築・デザイン』の可能性-」を開催

11月13日,先端科学・社会共創推進機構は,金沢市内において北陸4大学連携まちなかセミナー(※)「集う -地域と人を育む『建築・デザイン』の可能性-」を開催し,学内外の学生など41名が参加しました。

はじめに,富山大学芸術文化学部の萩野紀一郎准教授が「里山くらしのデザイン -手で考えて身体でつくる-」と題して講演しました。萩野准教授は,能登半島地震後の土蔵修復活動など能登地域での教育・研究活動を紹介する中で,過去に金沢大学「能登里山里海マイスター」育成プログラムの生態系調査に協力したことを取り上げ,地域や人を育むには異なるバックグラウンドを持つ人々が集まり,多様な価値観を理解し合う場が重要であると説明しました。

続いて,福井大学工学系部門工学領域建築建設工学講座の西本雅人准教授が「こどもの創造性と未来を拓く環境デザイン」と題して講演し,「子どもの空間は成長に合わせて変化すべき」と述べた上で,自身が携わる富山県魚津市の星の杜小学校の事例を紹介しました。また,同小学校の「木育」ワークショップを例に挙げ,対話の場を継続するためには,地域を巻き込んだチームを形成し,教育に絡め,定期開催するシステムづくりが必要であると解説しました。

その後,先端科学・社会共創推進機構の篠田隆行准教授によるファシリテートのもと,萩野准教授と西本准教授によるトークセッションを行い,受講生からの質問に応じながら建築やデザインをテーマに討論しました。「人々が集う空間づくりに必要なこと」に関する討議では,「手を動かして何かを作る機会を共有する」「参加者が主役になれる場をつくり出す」必要性が登壇者から語られ,受講生はそれらの言葉に共感していました。


※北陸4大学連携まちなかセミナー
 北陸地区の国立大学法人(富山大学,福井大学,北陸先端科学技術大学院大学,金沢大学)が連携する北陸地区国立大学連携協議会が,地域の多彩な生涯学習ニーズに応えるために平成15年から毎年実施するもの

 

  • トークセッションの様子
  • 講演する萩野准教授
  • 講演する西本准教授
  • 多くの受講者が集い,講演に耳を傾けた
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