6月11日,附属薬用植物園(角間キャンパス)において公開講座「薬草染め体験 in 薬用植物園(1)」を実施し,小学生4,5年生11名が参加しました。
参加した児童らは,講師を務めた医薬保健研究域薬学系の安藤広和助教による案内で園内を散策し,薬に使われている薬草の匂いや手触りに特徴のある植物を見て回り,実際に手に取って観察しました。その後,園に隣接する建物内にて,摘み取ったタデアイの葉を布製ブックカバーに置いてデザインし,たたき染めや藍染めといった染料体験をしながらオリジナルのブックカバーを制作。最初黄緑色に染まっていたブックカバーは洗って空気に触れるときれいな藍色になり,児童らは触覚,視覚を通じて「酸化」という化学反応を体感しました。
本講座は,児童にとって,身近な薬草を実際に見て触れ,どんな香りがするのかを直接学ぶ,充実した時間となったようでした。
講師:医薬保健研究域薬学系 助教 安藤 広和
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