金沢大学がん進展制御研究所とナノ生命科学研究所にて,7月23日,27日,28日の3日間,小学5・6年生とその保護者を対象とした「遺伝子解析体験会」を実施しました。各日2組ずつ,計6組の親子が参加し,花粉のDNA抽出やPCRによる遺伝子増幅など,本格的な研究の一連の過程を体験しました。
本体験会は,両研究所が高校生を対象に実施してきた研究体験プログラム「がん研EEP~がん研究早期体験プログラム~」の小学生版「EEPジュニア」として企画したものです。
体験会では,研究所の教員の指導を受けながら,参加者がマイクロピペットや遠心機などの研究用機器を使用しました。小学生自身が,細かな液体操作,遠心分離による試料の精製,PCRによるDNAの増幅など,一貫して全ての作業に取り組みました。参加した生徒と保護者には,操作のわずかな違いによって結果が変わることや,期待した結果が得られなかった原因を考えることも含め,研究の面白さと難しさを体験していただく機会となりました。
なお,今回DNA解析の材料として用いた花粉団子は,金沢の自然を題材とした市民科学活動を進めているNPO法人ライフ・ネイチャー市民科学コンソーシアム(NPOらいふね)から提供を受けました。金沢市内の街なかに生息するミツバチが巣に持ち帰った花粉団子です。「ミツバチが集めた花粉」は小学生にも親しみやすく,研究体験の入り口として適した材料です。
本学では,今後も地域と連携し,児童・生徒の「好きを育み、得意を伸ばす」科学啓発活動を推進します。
・金沢大学「がん研EEP~がん研究早期体験プログラム」
・「まちなかミツバチ花プロジェクト」(NPO法人ライフ・ネイチャー市民科学コンソーシアムWebサイト)
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レクチャーするナノ生命科学研究所の平尾敦教授 -
参加小学生は遠心機などの研究機器の操作にも挑戦