10月21日、令和7年度第3回全学FD研修会「学士課程の共通教育に求められるコンセプトと設計~金沢大学共通教育改革を中心に~」をオンラインで実施し、学内外から130名が参加しました。
本学では、令和8年度に向けて共通教育改革を進めており、学士課程<グローバル>スタンダードを従来の6つの群から4つの群とし、共通教育科目GS科目の配置を大きく変更することとしています。併せて、多文化共修に関する新設科目を用意しながら、新しい時代に対応した共通教育の刷新を目指しています。今回の研修会では、岡山大学において令和7年度から導入した新しい共通教育に関する基調講演に学びながら、これからの大学に求められる共通教育のあり方について考える機会を提供しました。
森本章治理事(総括・大学改革・教育・情報担当)/副学長からの開会挨拶の後、岡山大学教育企画室の和賀崇准教授より、「岡山大学Target2025(教育改革)のコンセプトと設計~これからの共通教育に求められる学びとは~」と題した基調講演がありました。その後、本学の共通教育改革について、国際基幹教育院長の垣内康孝教授より「金沢大学における共通教育改革」、谷内通学長補佐(企画評価・教育改革・学生募集・高大院接続担当)より「金沢大学における多文化共修科目の設計」と題した取り組み報告がありました。
後半の意見交換では、教学マネジメントセンター副センター長の林透教授の進行により、岡山大学が新しく開設した課題探究科目「知の探研」の授業運営方法、本学における多文化共修科目のあり方やレイトスペシャライゼーションの検証、さらには、共通教育改革を大学構成員の相互理解を図りながら進めるポイントなどについて質疑応答がありました。多くの質問があり、今回のテーマの関心の高さがうかがわれました。
最後に、教学マネジメントセンター長で、全学教育・国際共修機構長の尾島恭子副学長(教育改革・企画評価・ダイバーシティ推進担当)による閉会挨拶があり、盛会のうちに会を終えました。
-
意見交換の様子