10月2日,「共創型企業・人材展開プログラム」の第7期開講式を実施し,首都圏等からプログラムに参加する中核人材(研究員を委嘱)とその研究員を受け入れる参画企業などから38名が参加しました。
本プログラムは,本学と協同組合全国企業振興センター(アイコック)および株式会社CCIグループ,石川県が共同で,石川県企業の活性化や人材の高度化を図り,産業の持続的発展に貢献することを目的に,首都圏等の中核人材を企業にマッチングし,その定着を図る事業です。これまでに6期が修了し,40社42名のマッチングが成立しています。さらに,そのうち19名はプログラム終了後に地域に定着するなど,着実な成果を上げています。
開会に際し,和田隆志学長のあいさつに続いて,本プログラムの実施担当者である,先端科学・社会共創推進機構の富澤憲慈特任教授,関藤良子特任助教から事業の概要について説明がありました。今年度マッチングされた中核人材は,令和7年10月から翌年3月までの6カ月間,本学研究員として,課題解決に従事しつつ,リカレント教育(※)を受けながら能力向上を図ります。
その後,先端科学・社会共創推進機構長の中村慎一理事から研究員一人一人に委嘱状が授与され,首都圏などから参加した7名は,研究員として企業の問題解決に取り組む決意を新たにしました。
最後に三浦要理事(企画評価・地域共創・広報戦略担当)が閉会のあいさつをしました。
※研究員は原則として,週4日は参画企業に伺い,経営課題の整理と解決を行いながら,週1日は本プログラムの「総合演習」「先端研究講義」「共創型人材シナリオ構想ゼミ」「地域ワークショップ」を受講します。今年は,本プログラムの水平展開により実施している富山大学,福井県立大学の研究員との交流や能登への視察も実施します。また,教員・専門家の知見を活用し,「共創型人材」研究を通じて,企業・産業の共創的な発展に貢献します。なお,このプログラムは令和8年3月末までの事業となっています。
本事業の詳細についてはこちら
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開講式の記念撮影
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和田学長のあいさつ
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事業の説明を行う関藤特任助教
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委嘱状の授与