10月7日,環境ストレス研究センターのキックオフシンポジウムを医学図書館十全記念スタジオで実施し,学内の若手研究者や学生ら約80名が参加しました。
2017年に本学医薬保健研究域に設置された先進予防医学研究センターは,研究の方向性を先鋭化し,環境ストレス応答を標的とする疾病克服研究拠点形成を目指して,今年6月1日に環境ストレス研究センター(以下,eSRC)へ名称変更・改組しました。
シンポジウムでは,同センター長で医薬保健研究域医学系の篁俊成教授がeSRCの概要説明を行い,学内の研究促進にeSRCが果たす役割と今後の展開を紹介しました。続いて,京都産業大学の遠藤斗志也教授が「細胞がミトコンドリアを作る仕組み」と題した特別講演を行い,その後の学長挨拶では,和田隆志学長が,eSRC内外の研究融合による世界トップレベルの研究センターへの発展への期待を述べました。eSRCの教員6名によるセッションでは,各教員から「eSRCが全学に提供可能な研究プラットフォーム」が紹介され,聴講者らと質疑応答を行いました。
発表者と参加者の白熱した議論が活発に行われ,本シンポジウムは,新センター内外での共同研究につながる新たな交流を生むきっかけの場となりました。
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概要説明する篁センター長
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活発な議論が行われた京都産業大の遠藤教授の特別講演
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挨拶する和田学長
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eSRC教員による発表での質疑応答