8月8日,本学中央図書館,資料館にて公開講座「金沢大学構内遺跡から過去を知る -宝町遺跡の遺構・遺物から見た近世の金沢城下町と近代の病院・医学校-」を実施し,高校生から70代までの市民18名が参加しました。
資料館の松永篤知特任助教は,現在の宝町・鶴間キャンパスの宝町地区は大学構内遺跡の一つ,宝町遺跡があったところで,近世には下級武士の与力が住んだ与力町や寺の敷地である寺域,地子銀を納めて利用する地子地(じしち)等として人々が暮らし利用していたと説明しました。20年以上にわたる発掘調査から出土した遺構・遺物の紹介を通して,金沢城下町の暮らしや病院・医学校の原点を再考しました。講義後,資料館展示室にて見学会が行われました。
受講生からは「将来学びたい大学の近くにある遺跡を知り,そのような歴史がある中で学ぶことで理解が深まる」といった感想がありました。
講師:資料館特任助教 松永 篤知
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講義風景
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出土品を観察する受講者
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見学会で解説する松永特任助教