特別講演「聖山アトス:知られざる正教会と正教修道の世界」

登録日:2025-5-20
一般参加OK
開催日・期間
【第1回】2025年6月2日(月)10:30〜12:00,【第2回】2025年6月3日(火)16:30〜18:00
開催場所
【第1回】金沢大学角間キャンパス人間社会第1講義棟 302講義室,【第2回】金沢大学角間キャンパス人間社会第1講義棟 203講義室
募集対象
どなたでも参加可能です
イベント内容

「アトス山って聞いたことありますか?」
ギリシャにある,ちょっと不思議でとても神聖な場所です。そこでは,今もなお中世から続く修道生活が営まれています。

今回はそのアトス山にあるイヴィロン修道院から,小崎ティモセオス貴之師(修道士)をお迎えして,2回にわたる特別講演を開催します。修道院での暮らし,祈り,そしてイコンと呼ばれる宗教画の世界――。

 正教会のことをまったく知らなくても大丈夫です。信仰や宗教美術に興味がある方,人間の営みの深いところに関心がある方,ぜひ気軽に聞きに来てください。

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【第1回】
■日時:2025年6月2日(月)10:30〜12:00
■場所:金沢大学角間キャンパス 人間社会第1講義棟 302講義室
■演題:アトス山ってどんなところ? ―― 修道院で暮らすということ ――

カトリックやプロテスタントに隠れがちですが,正教会もまた古くから続くキリスト教の大切な流れです。命を捧げる「殉教」から,祈りと労働に生きる「修道」へ――その歩みは,エジプトの砂漠からアトス山へと続いてきました。本講演では,こうした歴史の流れをたどりながら,イヴィロン修道院での暮らしや祈りの日々をご紹介します。

【第2回】
■日時:2025年6月3日(火)16:30〜18:00
■場所:金沢大学角間キャンパス 人間社会第1講義棟 203講義室
■演題:正教会・アトス・イコン ―― 修道士が語るイコンの世界 ――

アトス山は「至聖女マリアの園」と呼ばれ,すべての修道院は彼女のもとにあると信じられています。イヴィロン修道院に伝わる「ポルタイッティサ」のイコンは,海を渡って奇跡的に現れたと伝えられ,アトス全体の守り手でもあります。本講演では,この神秘のイコンを手がかりに,正教会におけるイコンの意味や祈りとの関係,西洋美術との違い――霊的な「写実」とは何かについてもお話しします。

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■講師:小崎ティモセオス貴之 師(アトス山イヴィロン修道院 修道士)
■対象:どなたでも自由に参加できます(申込不要・対面のみ)

皆さまのご参加を心よりお待ちしています。

参加費用
無料
参加方法
申し込み不要
添付ファイル
お問い合わせ先

人間社会研究域人文学系  准教授 菅原 裕文 E-mail:h.suga0616(a)staff.kanazawa-u.ac.jp ※(a)は@に置き換えてください

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