令和6年能登半島地震における医薬品提供体制の整備およびオンライン資格確認等システムを活用した薬剤情報等の収集

 附属病院薬剤部の崔 吉道教授は,石川県薬剤師会と共同で,石川県や日本薬剤師会・日本病院薬剤師会と連携のもと,被災地の医療機関・薬局を支援するためボランティア薬剤師を派遣しています。

 震災前から出向モデルを確立している公立宇出津総合病院をはじめ,市立輪島病院や珠洲市総合病院において,内服薬や注射薬の調剤・鑑査,持参薬の確認,患者さんへの服薬説明等を現地職員とともに行っています。

 また,避難所における薬剤管理,継続処方やOTC医薬品への対応により,被災者の医薬品へのアクセスを確保しています。これらの人材派遣の他,他県からのDMATやモバイルファーマシーの動きを詳細に管理することにより,被災地域のニーズ(需要)と供給のマッチングを計っています。

 一方で,被災者の情報収集においては,お薬手帳の他,オンライン資格確認等システムの災害時モードを活用しています。本システムの活用状況については,適宜厚生労働省と情報共有し,内容はホームページでも紹介されています。

 

 

珠洲市総合病院への支援

 

 

【研究者情報】
 附属病院 薬剤部 崔 吉道 教授
  

 

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