市民活動に対する支援活動と災害時のコミュニティ形成

 融合研究域融合科学の丸谷耕太准教授は,2024 1 2 日に立ち上がった「令和 6 年能登半島地震・民間支援事務局」に参加しています。また,孤立した避難所の情報収集や避難所のニーズ把握を実施しました。その後,「能登復興ネットワーク(NRN)」として活動を現在も継続しています。

 丸谷准教授は,2022 5 月に創設し,2023 12 月に公益財団法人となった「ほくりくみらい基金」の理事としても活動を行っています。令和 6 年能登半島地震の発生により,1 月 2 日に「能登半島地震災害支援基金」を立ち上げ,3 月 25 日までに 42,548,651 円の寄付金が集まりました。加えて,被災地の支援ニーズと市民団体の活動の現状把握を行っており,基金をもとに緊急助成プログラムとして,県内の市民団体の支援活動を対象に,44 団体へ総額 778 万円の助成を行いました。現在,「第 4 次緊急助成プログラム」を実施しています。今後は,第 5 次まで継続し,その後は,中長期的な助成活動に転換する予定です。

 調査研究としては,今後,財団法人の助成先の団体を対象に,緊急時の市民団体の結成から支援までの経緯および震災前のコミュニティと震災後のネットワーク化/コミュニティ形成の実態を明らかにする予定です。

 

参考:ほくりくみらい基金「令和6年能登半島地震災害支援基金」のウェブサイト

 

 

【研究者情報】
 融合研究域融合科学系 丸谷 耕太 准教授

 

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