ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.46

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金沢大学広報誌|アカンサス No.46

もっと知りたい!地域・社会のチカラになるキャンパスを飛び出し,自ら行動する原動力は,社会の支えになりたいと願う学生の心の中に。地域金沢大生活動に込めた思いを聞きました。を舞台に活躍する金沢大生から,人間社会学域学校教育学類4年上野陽香さん[石川県白山市出身]人間社会学域地域創造学類4年濱本彩佳さん[石川県金沢市出身]大学院自然科学研究科環境デザイン学専攻博士前期課程1年田中裕之さん[新潟県燕市出身]UENOHarukaHAMAMOTOAyakaTANAKAHiroyuki中学生と見つける能登の未来の可能性生産者の声を聞き食材の魅力を伝える人々の暮らしを火災から守るために自ら考え行動する大切さを実感した海外留学。今度は地域の子どもたちが未来を考える手助けをしたいと思い,能登町での奥能登チャレンジインターンシップに参加しました。能登町立能都中学校でキャリア教育の授業「能登町の未来の仕事をデザインする」を半年間担当。生徒たちが地域の魅力にAIなどの最新技術を結び付けた「未来の仕事」を議論する中,印象的だったのは地元愛の強さです。私は進行役として,一人一人の内に秘めた思いを引き出すことを心掛けました。好きから生まれたアイデアが,次第に明確になっていくことが嬉しかったです。今回の活動で,私も地元の良さを再認識し,石川県で働きたいという思いを強くしました。※1大学3年生のとき,金沢市の食品卸会社でのインターンシップに参加し,地元の野菜を使った商品を開発する新規プロジェクトの立ち上げを任されました。「生産者の思いを消費者に届ける」をモットーに,まずは石川県内の農家を回り,プロジェクトの営業活動と聞き取り調査を行いました。1軒1軒,農家の方から野菜作りのこだわりや苦労などを伺う中で,より強くなった「生産者の希望に応えたい」という気持ち。野菜の良さを引き出すため,農家の方と一緒にアイデアを出し合う中でたくさんの試作品が生まれ,店頭販売も実現しました。農家の方から感謝の声を頂き,人の思いに応える仕事に一層魅力を感じています。平成28年末,糸魚川市大規模火災の現場に足を運び,その被害状況に衝撃を受けました。専門である都市工学の観点から延焼対策の必要性を強く感じ,自分にできることを考えながら見上げた電柱の先。「上から放水できる消防設備があれば延焼を防げるのでは」と着想しました。このアイデアを形にするため,アントレプ※2レナーコンテストに参加。専門家の助言を得ながらビジネスプランに仕上げ,「加とび賀鳶IoTスプリンクラー」を発表しました。平成30年5月に起業した後,金沢市の消防局や企業と協力して小型試作機を開発し,現在実証実験を進めています。このスプリンクラーの実現により,安心・安全なまちづくりに貢献したいです。※1奥能登チャレンジインターンシップ:本学を含む県内4大学,石川県,能登地域の2市2町で構成する「能登キャンパス構想推進協議会」によるインターンシップ事業。※2アントレプレナーコンテスト:本学先端科学・社会共創推進機構が主催する,学生の起業マインドの養成などを目的としたコンテスト。46 15

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