ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.45

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概要

金沢大学広報誌|アカンサス No.45

Go to the laboratory研究室へGO!金沢大学には400を超える研究室があり,教員・学生は日々研究に励んでいます。一口に研究室と言っても,その特徴はさまざま。教員や学生に研究内容や研究室の雰囲気などの話を伺い,その魅力を伝えます。電波情報工学研究室[電子情報通信学類]どんな研究をしていますか?電子機器の誤作動を引き起こす電波「電磁ノイズ」を可視化するシステムや,宇宙の電磁環境を調べる人工衛星搭載用計測器の開発など,最先端の電子情報通信技術を用いた電磁波の研究をしています。また,学内の他の研究室と共に「金沢大学超小型衛星」の開発にも取り組んでいます。この研究室の特徴を教えてください!ハードウエアとソフトウエアの両面で研究開発を行っているところです。電子回路や半導体デバイスといったハードウエア,画像処理による電波分布計測や電波伝搬のシミュレーションなどのソフトウエアの開発を通して,学生はモノづくりに欠かせない知識や技術を身に付けます。電磁ノイズを色で可視化した際の視覚映像専門:通信・ネットワーク工学,計測工学[教員]八木谷聡教授,尾﨑光紀准教授,井町智彦准教授学生に聞きました!この研究室の魅力は?オーロラを通じて宇宙の電磁波を探る研究では,観測システム設置のため,アイスランドやカナダ,ロシアなど海外の観測地点に赴きます。極寒の中での設置作業は大変ですが,現地の研究者と協力しながら設置を終え,無事にデータを収集できたときは感慨深い気持ちになります。アイスランドの自然電波観測システム免疫学研究室[医学類]どんな研究をしていますか?さまざまな細胞が分泌する直径100ナノメートルほどの微粒子「エクソソーム」について研究しています。エクソソームは,分泌細胞由来の分子を他の細胞に受け渡すことで,さまざまな生命現象を制御しており,がんや神経変性疾患などの病態悪化にも関与していることが分かってきました。最近の研究成果を教えてください!エクソソームの高純度分離および高感度検出が可能な試薬キットを民間企業と共同で開発しました。病態進行に関わるような特定のエクソソームを血液中から検出できるため,病的エクソソームの分泌を抑制する治療薬の開発やさまざまな病気の早期診断などにつながると期待しています。共同開発した試薬キット専門:免疫学,病態医化学,細胞生物学[教員]華山力成教授,平安恒幸特任准教授,河原裕憲助教,山野友義助教,吉田孟史特任助教学生に聞きました!この研究室の魅力は?風通しの良いオープンな雰囲気です。研究室では皆が1つのフロアに集まっているので,先生や学生の間で,研究の進み具合や課題などをしっかりと共有できます。また,どの先生も,学生の疑問や相談に気軽に応じて熱心に指導してくださるので,研究が円滑に進められています。エクソソームの動態を説明する華山教授1445

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