ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.44

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金沢大学広報誌|アカンサス No.44

私と研究各々の専門分野で研究に励む大学院生。一つ一つの研究成果が,社会の発展や課題解決につながっています。生活文化を映す「民具」と人々をつなぐ研究者に文化資源学フィリピンで民具を使った脱穀を体験私は,石川県能登地方とフィリピン・イフガオ州をフィールドに,昔ながらの農具や食器などの生活用品「民具」に関する研究を行っています。昔から農業が盛んで,世界農業遺産にも認定されている両地域にはさまざまな民具が存在し,独自の生活文化を形成しています。しかし,民具は納屋や倉庫にしまい込まれており,たとえ資料館などに収集・保存されていても活用されていない場合がほとんどです。そこで私は,両地域において住民への聞き取り調査などを実施。人々の生活に密着した民具から,文化形成の過程や社会的背景,民具をめぐる人々の関係性を探りました。将来的には,民具の種類や用途,来歴などをまとめたオンラインデータベースを作成し,民具に魅力を見いだす人々と引き合わせることで,民具が多様な価値を持つ文化資源として利活用されるようにしたいです。大学院人間社会環境研究科人間社会環境学専攻博士後期課程3年川邊咲子さんより高度なナノスケール計測技術の実現に向けてナノ計測学原子・分子といったナノスケールで,観察対象となる物質の表面構造や性質を直接計測できる「原子間力顕微鏡(AFM)」。このナノ計測分野で高い研究実績を有する金沢大学で,私はAFM技術を基盤に,液中で電位分布を計測できる技術の開発に取り組んでいます。光エネルギーにより化学反応を促進して浄化・殺菌などの効果を生むことから,近年,環境・エネルギー材料として注目されている「光触媒」。現状では,その構造や性質をナノスケールで解析することは困難であり,光触媒の飛躍的な性能向上を図る上で大きな課題となっています。その解決に向け,光触媒の電位分布の変化を捉えて可視化する計測技術を開発中です。共同研究先の大学や民間企業と連携し,さまざまな知見や社会のニーズを踏まえながら,技術の高度化を目指して試行錯誤を重ねています。大学院自然科学研究科電子情報科学専攻博士後期課程2年平田海斗さん新たな予防法・治療法の開発につながる基礎研究を代謝生理学学士課程では看護学を専攻しており,糖尿病患者さんの中には自覚症状が少ないために,時間的・心理的負担を理由に治療を諦めてしまう方がいることを知りました。人体のメカニズムを明らかにし,それに基づく予防法・治療法を確立できれば,患者さんの負担が少ない効果的かつ良質な医療の提供につながると考え,研究者の道に進むことを決意しました。肝臓は,全身のさまざまな臓器と相互作用を保ちながら,身体の健康維持に重要な役割を果たす臓器です。現在私は,肝臓の糖代謝調節について,肝臓と脳,腎臓,副交感神経の連関に着目した研究に取り組み,その相互作用メカニズムの解明を目指しています。将来は,医学研究者として,糖尿病をはじめとする生活習慣病の新たな予防法・治療法の開発につながる基礎研究に取り組み,人々の健康増進に貢献したいです。大学院医薬保健学総合研究科医科学専攻えみ修士課程2年橋内咲実さん644

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