ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.42

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概要

金沢大学広報誌|アカンサス No.42

Go to the laboratory研究室へGO!金沢大学には400を超える研究室があり,教員・学生は日々研究に励んでいます。一口に研究室と言っても,その特徴はさまざま。教員や学生に研究内容や研究室の雰囲気などの話を伺い,その魅力を伝えます。考古学・文化遺産学研究室[人文学類]どんな研究をしていますか?考古学と考古科学の知見を組み合わせて,古代文明の起源や発展の歴史を探っています。遺跡や遺構,遺物といった物質文化を材料として人間の歴史を紐解く考古学に,年代測定や遺伝子解析などの自然科学の手法を用いることで,科学的根拠に裏打ちされた古代文明の解明に取り組んでいます。この研究室の特徴を教えてください!「学際性」「総合性」を大切にしていることです。伝統的な学問の枠組みにとらわれず,文理の壁をも超える分野をまたいだ研究こそが画期的な発見に結び付くと考えています。これまでに,中国の新石器時代における生業活動の時代的変化など,世界的に注目される発見を実現しています。良渚遺跡群衛星画像解析による遺跡の土地利用復元専門:中国考古学,比較考古学[教員]中村慎一教授,久保田慎二特任助教,がくはり覺張隆史特任助教,神谷嘉美助教学生に聞きました!この研究室の魅力は?活気に満ち,チームワークが高いことです。フィールドワークに行くからこそ得られる知見を大切にする中村先生の研究姿勢に感化され,質の高い研究を目指して切磋琢磨しています。膨大な考古資料に向き合うときも,研究課題を共有しながら古代史に迫ることができるのが魅力です。考古資料を手に,学生と議論する中村教授血液病態検査学研究室[保健学類]どんな研究をしていますか?出血を止める血液凝固因子や,血液の流動性を保つ血液凝固阻止因子の働きに着目し,血液の疾患メカニズムの解明に取り組んでいます。特に,生まれながらにこれらの因子が欠損しているために止血異常が起きたり,若くして血栓症を発症したりする「先天性血液凝固異常」を中心に研究を行っています。最近の研究成果を教えてください!血液凝固阻止因子の1つ「プロテインS」の先天性欠乏症けっしょうに見られる遺伝子変異に対し,遺伝子解析によらず,血漿によって簡便に検出する測定法を国立循環器病研究センターと共同で開発しました。現在,医療機器メーカーと共に,臨床で用いることができる試薬への改良に取り組んでいます。細胞培養実験のアドバイスを行う森下教授専門:血液内科学,病態検査学せきや[教員]森下英理子教授,關谷暁子助教,たかまさ片桐孝和助教学生に聞きました!この研究室の魅力は?森下先生です。血液内科の医師としても多忙な先生ですが,学生一人一人に向き合って,楽しく,丁寧に指導してくれます。また,先天性血液凝固異常症の遺伝子解析ができる数少ない研究室の1つとして,新たな遺伝子変異の解明につながる研究に携われるというやりがいがあります。開発した測定法による遺伝子変異の測定1442

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