ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.42

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金沢大学広報誌|アカンサス No.42

Kanazawa UniversityCHALLENGE!金沢大学は大学間連携による大学院教育を行い,新たな人材育成に取り組んでいます!新学術創成研究科融合科学共同専攻(修士課程2年)金沢大学は,北陸先端科学技術大学院大学(JAIST)と共同で,今年4月に融合科学共同専攻を立ち上げました。卓越した発想と行動力を基に,将来が見通しにくい現代社会を力強く導いていけるような「科学技術イノベーション人材」の養成を目指し,2大学共同の体系的な教育カリキュラムを展開しています。さらに,博士後期課程の平成32年度開設を目指し,現在構想を計画中です。異分野融合型教育異分野融合を推進するために,本共同専攻にはコースを設けず,右記の3つの枠組みを設定しています。学生は,自身が取り組む研究課題に応じて枠組みを選択し,それに応じたカリキュラムを履修します。また,異分野融合の探求・実践に向けた“4つのフォース(力)”として,「データ解析する力」「モデル化する力」「可視化する力」「デザインする力」ふかんを養成。自身の研究内容を俯瞰しながら社会での展開を考察することで,イノベーションを創出する人材を育成します。グリーンⅡイノベーション環境に適合した次世代型「材料・デバイス・エネルギー」の創生を目指すライフIイノベーション健康的で質の高いライフスタイルの創出を目指すシステムⅢイノベーション科学技術と人や社会とが調和した未来社会の創造を目指す独自の教育カリキュラム両大学の学生が集い議論を深める異分野「超」体験セッションⅠ両大学による共同開講科目。学生同士や教員・学生間で研究を紹介し,討議を行うことで,異なる分野の知見や方法を取り入れ,自身の研究課題の位置付けや意義について理解を深めます。実社会における研究の展開を学ぶインターンシップ国内外の民間企業や公的研究機関等でのインターンシップに参加し,研究シーズが実際の現場でどのようにビジネスとして成立しているか,イノベーションに結び付いているかを学びます。異なる専門分野の研究に取り組む異分野「超」体験実践Ⅰ(ラボローテーション)JAISTを含めた,自身の専門分野と異なる研究室に滞在し,実際に実験的・理論的研究に取り組む科目です。専門を「超」えた幅広い知識やスキルを習得しながら,自身の研究課題を客観的に捉え直し,融合科学の可能性を模索します。本研究科で学ぶ大学院生の声現在私は,高速原子間力顕微鏡(AFM)を用いて,ヒトの記憶形成に関わるタンパク質を動態観察する研究に取り組んでいます。研究に当たっては,自分の専門である物理学に加え,高速AFMの開発やデータ解析のため,生物学や電子工学の知識が必要になります。本研究科では,2つの大学の先生方から学び,さまざまな専門分野の知識が得られるので,自分の研究の幅が広がっていくのを感じています。大学院新学術創成研究科融合科学共同専攻修士課程1年辻岡尚太朗さん1242

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