ブックタイトル金沢大学広報誌|アカンサス No.41

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概要

金沢大学広報誌|アカンサス No.41

Go to the laboratory研究室へGO!本学には400を超える研究室があり,教員・学生は日々研究に取り組んでいます。一口に研究室と言っても,その特徴はさまざま。教員や学生に研究内容や研究室の雰囲気などの話を伺い,その魅力を伝えます。量子ビーム材料評価研究室[地域創造学類]どんな研究をしていますか?X線を応用して,工業材料の強度を左右する残留応力を測定する方法についての研究を中心に,機械部品の強度や耐久性の調査などを行っています。鉄道関連企業との共同研究では,試作中の測定装置の有効性を確認するため,終電後,新幹線などのレール上で実証実験を行うこともあります。この研究室の特徴を教えてください。自動車や鉄道,航空機などに使われる機械部品の強度評価に関する共同研究を,複数の企業と行っているところです。例えば,平成24年に商品化されたX線応力測定装置の開発をサポートし,当時世界的に主流だった測定装置に比べ,大幅な小型軽量化と測定時間の短縮を実現しました。レール上で疲労強度を調査する様子学生に聞きました!この研究室の魅力は?専門:材料加工・組織制御工学さまざまな企業の方と関わる機会があり,現場の課題やニーズを伺えることが興味深く,とても勉強になることです。また,私たちの生活に必要な自動車や鉄道などを支える技術の開発や発展に立ち会えることがとても嬉しいです。[教員]佐々木敏彦教授学生に研究のアドバイスを行う佐々木教授宇宙物理学研究室(米德グループ)[数物科学類]どんな研究をしていますか?ガンマ線やX線を使って,宇宙の天体現象を観測する研究に取り組んでいます。特に,宇宙最大の爆発現象で,ビッグバンの直後にも発生したとされる「ガンマ線バースト」の観測に注力していて,観測装置の作製やその装置を人工衛星に搭載して得られたデータの解析を行っています。最近の研究成果を教えてください!教員・学生が共に開発してきた,ガンマ線バースト観測用の高感度X線カメラのフライトモデルが完成しました。このカメラには,学生のアイデアや情熱がふんだんに盛り込まれています。平成31年に打ち上げ予定の「金沢大学衛星」への搭載を目指し,現在最終調整を進めています。ガンマ線バーストのイメージ図専門:宇宙物理学,高エネルギー天体物理学[教員]米德大輔教授,有元誠助教学生に聞きました!この研究室の魅力は?学生が中心となって観測装置を開発できるところです。また,金沢大学衛星プロジェクトの一員として,小型衛星の重要なパーツの開発に携われることも魅力です。将来,自分たちが作った観測装置や衛星が宇宙に飛び立つと思うと,とてもやりがいを感じます。高感度X線カメラのフライトモデル1441

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