第1回超然文学賞募集要項

募集要項

文学賞設立の目的

 人間の知能を遥かに超えた人工知能(AI)の開発が,科学技術の発展によって急激に進みつつある今,これまでの人間の生き方・あり方が大きく変えられようとしています。同時に「人間の存在意義とは何か」,「人間が人間として輝ける場所はどこにあるのか」が改めて強く問われています。

 人間が,人間にしかない能力を見極め,それを弛むことなく練磨していく時,人間の尊厳は輝くはずです。磨き抜かれた「言葉の力」で,心の奥深くに分け入り,誰も気づいたことのなかった人間性の真実を突き当てたり,直観を鋭利な言葉に変えて世界と人間の関わりを生々しく実感させる文学の営みは,人々の心に直接届き,感動を共鳴させ,決断を促し,何らかの行動へと突き動かす力を持っています。そのような「言葉の力」,「文学の力」を発揮できるのはきっと人間だけでしょう。

 金沢大学は,北陸金沢の地に根を張った大学です。金沢は徳田秋声,泉鏡花,室生犀星をはじめとして多くの優れた文学者を近代以降,世に送り出してきた歴史を持つ街です。本学は,金沢の文化・伝統・風土をよすがとしながら,現代人が強く迫られている「真の人間らしさとは何か」という命題に文学の創造をもってアプローチする文学賞を創設します。

 この文学賞創設の直接的な目的は,言葉について特異な才能を持ち,日々その才能を磨き,将来「言葉の力」,「文学の力」を用いて多様な分野で活躍することを強く望んでいる高校生の不断の努力と才能を褒め称え,その志を勇気づけることです。加えて,「言葉の力」で人間の可能性を新たに切り拓くことのできる人材を大学から世に送り出すという本学の大望を実現するための第一歩として文学賞を創設するものです。

応募部門

「小説」部門  1人1編(400字詰め30枚以内)
「短歌」部門  1人15首を併記のこと

応募資格(①を満たし,かつ②,③,④のいずれかを満たす者)

①2018(平成30)年度中に高等学校,中等教育学校後期課程に在学している者。

②高等学校または中等教育学校後期課程に在学中に,全国規模の組織が主催しているまたは文部科学省等が後援している文学コンクールの小説部門,短歌部門で入選以上の成績を収めたことが有る者,または全国紙の歌壇欄で作品が掲載された経験の有る者

③高等学校または中等教育学校後期課程に在学中に,各都道府県規模の組織または各種公共団体,新聞社,出版社などが主催する文学コンクールの小説部門,短歌部門で上位入賞を果たしたことが有る者

④所属学校長より推薦を受けた者

応募要件

① 未発表の作品とする。ただし,高等学校または中等教育学校後期課程に在学中に学校内の「文芸部誌」「生徒会誌」「学校新聞」「図書館報」などに発表した作品は可とする。他の賞に応募した作品は提出不可とする。

② 応募作品は全て縦書きとし,A4判規格の400字詰め原稿用紙を使用すること。また,ワープロ使用の場合はA4判用紙20字×30行(1文字16ポイント程度)の書式で印字すること。原稿用紙の右肩を綴じ,左上にページを打つこと。袋綴じにはしないこと。

③ 小説の題名,氏名については制限字数に含めないので,表紙を付け記載すること。

④ 次の部数を送付すること。小説は2部,短歌は15首を1つにまとめたものを4部。(それぞれコピー可。)不備がある場合は受理しない。

⑤ 「作品応募票」に必要事項を記入の上,小説部門は2部,短歌部門は4部作成し(それぞれコピー可),応募作品とともに提出すること。「作品応募票」は金沢大学Webサイトからダウンロードすること。「作品応募票」の個人情報は,本賞選考以外に使用しない。

⑥ 応募作品は返却しない。

⑦ 応募資格②および③により応募する者は,文学コンクール等での受賞歴を証明する書類(表彰状のコピー等),または全国紙歌壇欄の掲載を証明する書類(新聞名,掲載日時の証明できる新聞コピー等)を応募作品とともに提出すること。受賞歴等の情報は,本賞審査以外に使用しない。提出された証明書類等は返却しない。

⑧ 応募資格④により応募する者は,所属学校長が作成した「推薦書」を応募作品とともに提出すること。「推薦書」様式は金沢大学Webサイトからダウンロード可。

⑨ 原稿送付の際には,「書留」とし,封筒の表左に「超然文学賞応募原稿在中」と朱書きすること。裏には差出人の氏名,住所を明記すること。

⑩ 応募作品および情報(学校名・氏名等)は,本学発行紙や本学Webサイトなどに掲載掲出する予定であるため,あらかじめご了承願います。

⑪ 受賞作については,審査会後に学校長をとおして受賞確認をする。

⑫ 受賞確認後,受賞作が本人の作品でないことが判明した場合は,受賞を取り消す。

⑬ 応募作品についての著作権その他の権利に係る紛争は,応募者または代理人と当該著作権者との間で処理すること。

⑭ 版権は,主催者に帰属するものとする。

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受付期間

2018(平成30)年7月27日(金)から9月28日(金)まで(必着)

送付先

〒920-1192 石川県金沢市角間町
金沢大学高大接続コア・センター 「超然文学賞」担当

審査方法

本学教職員からなる学内委員と学外委員(小説家 久美沙織氏,歌人 黒瀬珂瀾氏)で構成された審査委員会によって審査します。

「小説」部門  最優秀賞1名,優秀賞 2名,佳作 3名
「短歌」部門  最優秀賞1名,優秀賞 2名,佳作 3名

審査結果の発表

審査結果については2018(平成30)年11月28日(水)に本学Webサイトにて発表します。

表彰式

2018(平成30)年12月に,優秀賞以上の受賞者を金沢市に招いて表彰式を行い,正賞および副賞(最優秀賞には賞金と入賞楯,優秀賞には賞金と入賞楯)を贈呈します。佳作入選者には賞状,副賞(入賞楯)を各所属学校長宛てに郵送します。

問い合わせ先

金沢大学高大接続コア・センター
「超然文学賞」担当
〒920-1192 石川県金沢市角間町
[電話] 076-264-5189
[e-mail] chozenbungaku@adm.kanazawa-u.ac.jp

主催

金沢大学