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金沢大学Web広報誌 e-Acanthus

能登半島地震被災地域で健康調査や保健指導を実施

2007年11月10-11日

 金沢大学大学院医学系研究科保健学専攻の城戸教授(看護科学領域)らの研究グループは,平成19年3月能登半島地震で被災した輪島市の黒島公民館において,地域の住民の生活の変化と身体・精神面の健康に関する調査を11月10,11日の2日間にわたり実施しました。

 調査は今年8月に続いて2回目。スタッフは,大学院生,学部学生や地元の保健師を含め14名の協力を得て「健診方式」で行われ,健康状態の聞き取りの他,身体計測,血圧,血糖測定を行い健康管理のための保健指導を実施しました。

 1回目の調査の結果,63名中半数以上の参加者に身体的症状や不眠の症状があり,参加者の1/4が震災後の体重減少を自覚していること,血圧,血糖管理の必要な方がいることなど,継続した健康調査と健康管理が必要であることが判明しました。

 今回2回目の調査では,55歳から89歳まで継続42名,新規13名,計55名の被災者が参加しました。地震発生後から約8か月経過していますが,現在でも住宅修理途中の方が20%がおり,住宅の修理に伴う近隣への気遣いが心配事である方が多くみられました。精神健康度に問題のある方は1回目より減少していますが,問題の継続している人もいました。

 また,HbA1c(ヘモグロビンA1c:血糖の状態を示す数値)が高くなった方や,新たに血糖管理の必要な方がおり,研究グループは今後2年間継続して震災と健康の関連を調査研究し,被災地住民のため貢献していく予定です。

 

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