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金沢大学Web広報誌 e-Acanthus

米徳大輔助教が日本物理学会若手奨励賞を受賞

2007年9月21日-24日

 本学自然科学研究科の米徳大輔助教が,第一回日本物理学会若手奨励賞(宇宙線・宇宙物理領域)を受賞し,北海道大学で開催された物理学会において授賞式と基調講演が行われました。

 この賞は今年度(2007年度)から設けられたもので,国内外で活躍する若手物理学者のうち特に優れた研究を行った者に対して与えられるものです。

 受賞研究内容は「ガンマ線バーストにおけるSpectral Peak Energy - Luminosity 関係式の発見とその宇宙論への応用」です。ガンマ線バーストという現象と初期宇宙の観測を具体的に結びつけることに成功した功績に対して送られました。

参考 URL http://div.jps.or.jp/wakate.html


アメリカのNASAでの米徳大輔助教


ガンマ線バーストの想像図

ガンマ線バーストは宇宙で最も大きな爆発現象で,はるか遠い宇宙で発生します。
数10秒間という一瞬ではありますが非常に明るく輝くので,初期宇宙(宇宙が誕生して間もない頃)を探る光として利用できると考えられています。米徳助教らは,ガンマ線バーストのスペクトルに見られる特徴的なエネルギーと明るさの間に強い相関関係(Spectral Peak Energy - Luminosity関係式)が成立することを発見し,アメリカ天文学会誌に発表しました。
この関係式を用いた研究で,宇宙が誕生してから数億年しか経っていない初期宇宙では,太陽の数10倍から100倍の重たい星がたくさん誕生していたことを予言しています。そして,これらの星々が宇宙に与えた影響についても定量的に分析しています。

2007年9月の記事

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