金沢大学Web広報誌 e-Acanthus

金沢大学国際貢献プロジェクト特別講演会「フィレンツェの壁画修復現場から」-蘇る14世紀のフレスコ画『聖十字架物語』-

2006年06月21日

 6月21日自然科学系図書館G15会議室において,金沢大学国際交流後援会総会終了後,教育学部宮下 孝晴教授による金沢大学国際貢献プロジェクト「フィレンツェの壁画修復現場から」-蘇る14世紀のフレスコ画『聖十字架物語』-の特別講演会が開催され,総会出席者等約90名の聴講がありました。

 宮下教授は,イタリア フィレンツェにあるサンタクローチェ教会の大礼拝堂に描かれたアーニョロ・ガッディの代表作である一大壁画連作「聖十字架物語」の修復研究プロジェクトを2002年から統括しており,今回の講演では,今年6月上旬,修復現場を再び訪問し,修復の進捗状況を確認して帰国したばかりで,その現場からの最新情報やこれまでの修復の様子が紹介されました。教授自らハイビジョンカメラを担いで壁画の修復の様子を撮影した多くの写真を紹介しながら,ろうそくのすすなど長年の汚れを手作業で丁寧に洗い落とし色鮮やかに蘇る教会の壁画の様子などプロジェクターを用いての解説がありました。

 出席者は,14世紀に描かれたフレスコ画「聖女へレナ」の色鮮やかで美しい横顔に魅せられ,聖十字架物語の世界に思いをはせながら講演に引き込まれて耳を傾けていました。

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