国際学類

令和4年度入学者~

国際社会への洞察力を持ち、異文化との〈しなやかな共生〉を実現できる真の国際人を育成することを目的とし、外国・異文化への関心と探求心、コミュニケーション能力を持ち、将来、多種多様な国際的業務で活躍できる人材を育てる。各プログラムのディプロマ・ポリシーで掲げた人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。

国際政治/国際政治Eプログラム

グローバル時代の様々な問題について多角的に考察し、国際協力への道筋を探求するために、国際社会や国家の政治制度、歴史、社会についての広い知識と洞察力を修得するとともに、自らの考えを他者に伝え、議論することのできる英語などの高いコミュニケーション能力を身につけた国際人を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • グローバル社会における諸問題を理解するための政治学的素養を修得している。
  • 自らが関心を持つテーマを研究課題として設定し、その問題を掘り下げて調査・分析 し、考察した内容を口頭および文章で他者に伝えることができる。
  • 文化的・社会的背景なども踏まえて対話することのできる、外国語のコミュニケーション能力を獲得している。
  • 自らが国際社会の一員であることを認識し、日本に関してもグローバルな視点から客観性をもって捉えることができる。

国際経済/国際経済Eプログラム

グローバル時代の様々な問題について多角的に考察し、国際協力や持続可能な経済発展への道筋を探求するために、国際的な経済関係や経済開発、それらに関連する政治、歴史、社会についての広い知識と洞察力を修得するとともに、自らの考えを他者に伝え、議論することのできる英語などの高いコミュニケーション能力を身につけた国際人を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • グローバル社会における諸問題を理解するための経済学的素養を修得している。
  • 自らが関心を持つテーマを研究課題として設定し、その問題を掘り下げて調査・分析し、考察した内容を口頭および文章で他者に伝えることができる。
  • 文化的・社会的背景なども踏まえて対話することのできる、外国語のコミュニケーション能力を獲得している。
  • 自らが国際社会の一員であることを認識し、日本に関してもグローバルな視点から客観性をもって捉えることができる。

英語圏研究/英語圏研究Eプログラム

英語圏の歴史、社会、文化について広範な知識と深い理解を身につけ、それらを批判的に分析することでグローバル時代における諸問題について新たな見方・捉え方を提示するとともに、自らの考えを他者に伝え、議論することのできる高い英語コミュニケーション能力を身につけた国際人を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • 英語圏の歴史、社会、文化について高度な知識を修得している。
  • グローバルな視座から俯瞰的に英語圏及び自国の歴史、社会、文化を捉え、批判的に考察する能力を修得している。
  • 英語で書かれた文献を正確に読解し、確実な情報基盤を築く能力を有している。
  • 自らの論理的な思考を、正確かつ高度な英語を使って表現する能力を有している。

ヨーロッパ圏研究プログラム

ヨーロッパとその関連諸地域に対する言語コミュニケーション能力に裏打ちされた実践的知識を基礎に、価値の多様性に基づく文化的寛容を模索する現代ヨーロッパ社会の理念に学ぶ、真の国際人を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • 現代ヨーロッパの政治・経済・文化について、将来この分野の専門職業人として活動するにふさわしい、基礎的知識を修得している。
  • 歴史と伝統の深い根を有すると同時に、現代に生きる創造力ある世界でもあるヨーロッパ社会を学ぶ者として、これまでのヨーロッパ社会が産み出してきた思想、文学、芸術等の歴史的諸価値に対しそれを理解する豊かな感受性を備えている。
  • ヨーロッパのみならずその関連諸地域の社会・文化の理解のもと、複眼的に世界を見る目を有している。
  • 外国語で書かれた文献を正確に読解し、確実な情報基盤を築く能力を有している。
  • 自らの論理的な思考を、正確かつ高度な外国語を使って表現する能力を有している。

アジア・日本研究プログラム

多文化・多民族社会であるアジアの多様性と、その中に位置する日本社会を理解し、その知識に基づいて近隣諸国との緊密化する交流の一角を担うことのできる国際人を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • 世界情勢を偏りなく見つめ、自己のアイデンティティを大切にしながら異文化を受け入れられる価値観や包容力を身につけている。
  • 日本およびアジア諸国の文化・社会・歴史について、グローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を獲得している。
  • 日本とアジア諸国の関係について、専門的知識に裏打ちされた自らの意見を持ち、両者の交流の仲介役となることができるコミュニケーション能力を備えている。
  • 外国語で書かれた文献を正確に読解し、確実な情報基盤を築く能力を有している。
  • 自らの論理的な思考を、正確かつ高度な外国語を使って表現する能力を有している。

グローバルDEIプログラム

文化・宗教・ジェンダー・セクシュアリティ等についての学問的な知識と認識を持ち、人文科学・社会科学の素養と各種言語による高いコミュニケーション能力を身につけて、グローバル時代にふさわしい、多様な人々や価値観が共存するダイバーシティ社会の構築に寄与できる国際人を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • 自己のアイデンティティを大切にしながら、異文化や人々の多様なあり方を受け入れられる価値観や包容力を身につけている。
  • 多様性をめぐる国際社会や日本社会の動向・あり方への強い関心・問題意識を有している。
  • 世界のさまざまな文化や言語・宗教、あるいはジェンダー・セクシュアリティ・人権・環境等についての学問的な知識と認識を身につけて、多様な人々が参加できる社会を構築しようとするマインドを有している。
  • 英語などの諸外国語及び日本語による高度なコミュニケーション能力を有している。

日本語教育プログラム

グローバル時代に必要な日本語や日本語教育、日本文化についての知識を持ち、日本語を学ぶ人々の社会参画を後押しできる、実践力のある日本語教師を育成する。こうした人材養成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。この目標に到達するために、プログラム学生は以下の学習成果を上げることが求められる。

  • 世界情勢を偏りなく見つめ、自己のアイデンティティを大切にしながら異文化を受け入れられる価値観や包容力を身につけている。
  • 日本の文化・社会・歴史や日本語についてグローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を獲得している
  • 日本文化や日本語・日本語教育に対する深い理解と知識を有している。
  • 自国文化や母語についての深い理解を前提として、国内外で日本語を学ぶ人々に指導するための高度な知識や教授法を身につけている。
  • 英語などの外国語コミュニケーション能力とともに、日本語による高度なコミュニケーション能力を有している。

 

~令和3年度入学者

国際学類では,金沢大学グローバル・スタンダードに立脚しつつ,グローバル化が進んだ21世紀に,国際社会への深い洞察力,外国や異文化への高い関心と探求心,優れたコミュニケーション能力を持ち,国際的な場で活躍し,異文化との〈しなやかな共生〉を実現できる真の国際人を養成する。各コースのディプロマ・ポリシーで掲げた人材育成目標への到達を通じて,この学類の人材育成目標に到達した者に学士(国際学)の学位を授与する。

国際社会コース

金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標,さらにはグローバル化する現代社会をマクロ的視点から的確に理解するための力を育てるために,国際政治,経済,歴史,文化などについての知識を習得するとともに,それらを総合し,国際的感覚と視野を広げると同時に,その理解を深めるために英語などの高いコミュニケーション能力を身につけた人材を養成するとのコースの人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(国際)の学位を授与する。

  • 国際問題を理解するために必要な基礎的科目で得た知識を習得していること 
  • 国際社会に関する専門的知識が系統的に学習され,それについての深い知見を有していること
  • 現代社会をマクロ的に展望する能力を習得していること
  • 国際社会に関して学んだ知識と理解などに基づき,英語をはじめとした外国語のコミュニケーションを通して充分な自己表現能力を獲得していること 
  • 国際社会に関する専門的知識に基づき,自主的に関心を持つテーマを見つけ出し,それを独自に考察し研究する能力を習得していること
  • 日本の文化・社会・歴史や日本語についてグローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を獲得していること 
  • 自分自身のキャリア・パスと本コースで学ぶ専門知識を接続させ,自身の進路をプロデュースできる職業設計能力を有していること

日本・日本語教育コース

金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標,さらにはグローバル化する現代社会をマクロな視点から理解し,英語をはじめとする外国語コミュニケーション能力を身につけ,かつ日本や日本語について深い理解と知識を持った国際人,特に日本語教師をはじめとする国内外の国際交流分野で活躍できる優秀な人材を養成するとのコースの人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(国際)の学位を授与する。

  • 世界情勢を偏りなく見つめ,自己のアイデンティティを大切にしながら異文化を受け入れられる価値観や包容力を有していること 
  • 日本の文化・社会・歴史や日本語について,グローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を有していること
  • 日本文化や日本語・日本語教育に対する深い理解と知識を有していること 
  • 自国文化や母語についての深い理解を前提として,国内外で外国人に日本語を指導するための高度な知識や教授法を有していること
  • 英語をはじめとする外国語コミュニケーション能力とともに,日本語による高度なコミュニケーション能力を有していること 
  • 自分自身のキャリア・パスと本コースで学ぶ専門知識を接続させ,自身の進路をプロデュースできる職業設計能力を有していること

アジアコース

金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標,さらには多文化・多民族社会であるアジアの多様性を理解でき,かつその知識を背景として,日本が位置する東アジアの近隣諸国との緊密化する交流と複雑化する関係を理解し,その上で交流の一角を担うことのできる人材を養成するとのコースの人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(国際)の学位を授与する。

  • 東アジアの文化・社会の存在様態についての高度な専門知識を有していること
  • 他の地域や世界の状況との比較の視座から,俯瞰的に東アジアの文化・社会を考察する能力を有していること 
  • 日本とアジア諸国の関係について,専門的知識に裏打ちされた自らの意見を持ち,両者の交流の仲介役となることができるコミュニケーション能力を有していること
  • 中国語・朝鮮語または英語で書かれた文献を正確に読解し,確実な情報基盤を築く能力を有していること
  • 自らの論理的な思考を,正確かつ高度な中国語・朝鮮語または英語を使って表現する能力を有していること 
  • 日本の文化・社会・歴史や日本語についてグローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を有していること 
  • 自分自身のキャリア・パスと本コースで学ぶ専門知識を接続させ,自身の進路をプロデュースできる職業設計能力を有していること

米英コース

金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標,さらには高い英語運用能力に加えて,グローバル化の理解に欠かせない英語圏の社会や文化に関する広範かつ深い知識を備え,諸外国や地域との関係性を多角的に考察することのできる人材を養成するとのコースの人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(国際)の学位を授与する。

  • 英語圏の文化・社会の存在様態についての高度な知識を有していること
  • グローバルな視座から俯瞰的に英語圏の文化・社会を考察する能力を有していること
  • 英語で書かれた文献を正確に読解し,確実な情報基盤を築く能力を有し,自らの論理的な思考を,正確かつ高度な英語を使って表現する能力を有していること 
  • 日本の文化・社会・歴史や日本語についてグローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を有していること 
  • 自分自身のキャリア・パスと本コースで学ぶ専門知識を接続させ,自身の進路をプロデュースできる職業設計能力を有していること

ヨーロッパコース

金沢大学<グローバル>スタンダード(KUGS)及び本学類が掲げる人材養成目標,さらには「ヨーロッパとその周辺地域」に対する言語コミュニケーション能力に裏打ちされた実践的知識を基礎に,現代ヨーロッパ社会が目指す価値の多様性を踏まえた文化的寛容の精神を体得した真の国際人を養成するとのコースの人材養成目標を踏まえ,以下に掲げる学修成果を達成した者に,学士(国際)の学位を授与する。

  • 現代ヨーロッパの政治・経済・文化について,将来この分野の専門職業人として活動するに相応しい,基礎的知識を習得していること
  • 現代に生きる創造力ある世界であると共に,歴史と伝統の深い根を有する世界であるヨーロッパ文化を学ぶ者として,これまでのヨーロッパ文化が産み出してきた思想,文学,芸術等の歴史的諸価値に対しそれを理解する豊かな感受性を有していること
  • それぞれの関心に従って仏・独・西語等につき各言語の代表的検定試験でCEFR B2程度,即ち国際的な場で働く意欲のある人材に要求されるコミュニケーション力獲得まで,スムーズに到達できる基礎的語学力を有していること 
  • ヨーロッパのみならずその周辺諸地域(中央アジア圏,中近東アラブ圏,中南米地域)の社会・文化の理解のもと,複眼的に世界を見る目を有していること 
  • 他者及び多文化への旺盛な関心のもと,日本に固執することなく,生活及び労働の場を広く世界に求めることのできる,国際感覚と人間関係構築力を有していること
  • 日本の文化・社会・歴史や日本語についてグローバルな視点から客観的に観察できる態度と能力を有していること 
  • 自分自身のキャリア・パスと本コースで学ぶ専門知識を接続させ,自身の進路をプロデュースできる職業設計能力を有していること
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