高大接続プログラム「リサーチ・メソッド・セミナー」を開催します
高校では現在、記憶力を問うだけではなく、探求過程や問題解決過程を重視した、リサーチ活動が始まっています。 こうした活動は高校教育の歴史では新しい試みであり、「大学の研究者から直接、リサーチ活動の指導を受けたい」という ニーズが高まっているとうかがっております。人間社会学域ではまさにこの動向に応えるべく、高校生及び高校教師を対象とした下記セミナーを開催いたします。
開催日時 | プログラム名 | 開催場所 | 募集定員 | 2019年12月23日(月) 午後2時〜5時 (午後1時30分から受付) |
高校生及び高校教師のための 「リサーチ・メソッド・セミナー」 ※参加無料 (※セミナーチラシ) |
しいのき迎賓館3階 いしかわシティカレッジ (セミナールームB) |
80名 |
対 象 高校1〜3年生及び高校教師(保護者等の同伴不可)
講 師 村井 淳志(金沢大学 人間社会学域長・学校教育学類教授)
著書に、『学力から意味へ』 『歴史認識と授業改革』 『「いのち」を食べる私たち』
『脚本家・橋本忍の世界』 『勘定奉行 荻原重秀の生涯』
そのほか、共著・分担執筆多数
申込期間 2019年11月18日(月)9時〜11月29日(金)17時(ただし、定員に達し次第受付終了)
※受付は終了いたしました。
申込方法 下記の参加申込フォームに必要事項を入力の上、送信してください。
※参加申込フォーム(参加申込フォームはフォームズ(株)のサービスを利用しています。)
セミナー概要
(研究前段)
●「研究」とは、これまで誰も立てなかった、もしくは解決できなかった問いを立て、かつ解決することです。
●自分の立てた問いが、問いの形になっているか、解決に値する問いであるか、問います。
●問いを解決するためには、問いのスケールが非常に重要です。スケールが小さいと、扱いは簡単ですが、
意義も小さくなります。スケールが大きいと、意義は大きくなりますが、扱いきれなくなります。
(基礎作業)
●「先行研究」を隈なく探します。隈なく探すためには、先行研究の在り処を知っていないとできませんね。
●先行研究でどこまで明らかになったのか、自分はそれに何を付け加えようとしているのか、はっきりさせ
ます。
(研究本番)
●どうしたら、自分の立てた問いが解決できるのか、戦略と方法を練ります。
●オリジナルな研究には、オリジナルな史料・事実が不可欠です。
●オリジナルな史料・事実をつかむためには、そのための方法が必要ですが、高校生が採れる方法は限られて
います。
事前学習 予め以下の図書を読んでおくことを推奨します。
村井淳志著『勘定奉行 荻原重秀の生涯』(集英社新書、定価700円+税)
当日持参する物 インターネットに接続可能なノートパソコン(スマートフォン、タブレット等でも可)
※Wi-FiのIDとパスワードは当日お伝えします。
※事前学習で推奨した図書を持参することをお勧めします。
問合せ先 人間社会系事務部学生課入試係 n-nyusi@adm.kanazawa-u.ac.jp
そ の 他 本セミナーは,『KUGS高大接続プログラム』(高大接続コア・センター主管)の「KUGS Live
セミナー」のひとつとして提供されます。